飲食店や雑貨販売店などでの現金管理に思うこと。
〜blog『relax&focus』より転載〜
オススメの方法
売上の入金と支払の支出を
別財布で管理する方法が
オススメです。
レジのお金は売上の受取りのみ。
現金での支払いが生じても
そこから支払っていけないルールです。
支払いように別途財布を一つ設け、
そこから支払うようにします。
ポイントは、
売上代金から支払をしない
です。
こうすれば、
営業が終わったときのレジのお金は
オープン時のレジ金 プラス 当日売上
になるはずです。
店を閉めた後のチェック作業が
簡単に済ませられます。
また、毎日の売上を
銀行口座に入金する際にも
単純にその日の売上を入金できるため
お金の動きがわかりやすいです。
銀行口座も、売上入金用と
経費支払用の2つを準備して、
毎月売上管理口座から
支払用口座に一定額を
送金する仕組みにすれば
両方の通帳を見ただけで
おおよその利益が
把握できて便利です。
やってはいけない方法
こちらは逆に、
売上代金が入っているレジから
支払代金を払ってしまう方法です。
この場合、営業が終わったときの
レジの残金が売上累計と一致しません。
支払った領収証・レシートを持ってきて
それと差し引きして残金を合わせないと
いけません。
手間が増えます。
また、このあと銀行口座に入金する際も
売上代金と経費がミックスされた
あとで追跡しにくいお金が入金されます。
結果、管理がずさんになりがちです。
やることの煩雑さもそうですが、
管理しようという気力を減退させることが
この方法の一番のデメリットです。
仕組みはシンプルでありたいです。
現金以外の決済が楽チン
決済導入のためのツール
現金以外での決済というと
クレジットカードが一般的です。
そして、交通系ICカードなども
最近は浸透しています。
こうしたツールでの決済を導入するには
それを受け入れる準備が必要です。
手軽なのは『Airペイ』。
Airペイ(エアペイ)|スマホでクレジットカード決済導入・ApplePay対応
iphoneもしくはipadなどのタブレット端末と
専用のリーダー(現在は1台を無料貸与中)を使い、
3.24〜3.74%の手数料がかかりますが、
クレジットカードやICカードでの決済を
可能にすることができます。
また、Airレジとセットで使えば
売上データの収集も容易に行えます。
利用店舗数No.1のPOSレジアプリ【Airレジ】 | iPad対応 無料レジアプリ
残念なのは、Androidに
対応していない点です。
Android対応のものですと
『Square』というサービスがありますが
こちらはICカード決済に対応していません。
Square (スクエア)|スマホでカード決済・POSを始める
現金決済をなくすのもアリ
これらは現金決済の
代替手段として
準備されることが多いですが、
現金決済を不可にすることも
一つの方法としてありです。
実際にそういった店もあります。
もしそれが実現すると、
店側としては
毎日のおつりの準備や
店舗での現金管理が
不要になります。
こうした手間を省けるのであれば
3%程度の手数料もじゅうぶんに
検討に値するでしょう。
3%という数値だけをみれば負担ですが、
そこにかかっている人件費を考えると
そう高くないはずです。
あとはお客さんにとって不便に
ならないかどうか、ですよね。
わたしは今どき現金でしか
支払えない店の方がイヤです。
友人の店では現金払いをしますが。。。
できればカード数枚だけで
生活できるような世の中に
早く切り替わってほしいと
切に願っています。