チェックポイントをおさえて大崩れしないようにしたいです。
〜blog『relax&focus』より転載〜
自分で経理
慣れないことに取りかかるのは
誰だって不安です。
「まちがえてたらどうしよう?」
悪意ある行為さえしていなければ
税務署的には大丈夫です。
多少追加で税金を納めてくださいね、と
言われるかもしれませんが、
それは遅かれ早かれ納めるべきだったもの。
どえらいペナルティーを
くらうわけではありません。
まずは大きな流れを掴むこと。
そして、チェックすべきポイントを
おさえておくこと。
この二つをしておけばきっと大丈夫。
ということで、今回は
代表的なチェックポイントを
紹介していきます。
チェックすべきポイント
現金
① 実在する現金と金額が一致しているか
② マイナスになっている日がないか
最終的な残高が合っていても、
間でマイナスになっている日があれば
それは経理ミスが起きています。
ひどいようなら「青色申告取り消し」
なんてこともありますので、
そうならないような仕組みを
作りましょう。
それが起きないようにするためには
「毎日前日の現金取引を入力して
朝の時点での残高を合わせる」
もしくは
「現金取引をいっさいやらない」
このいずれかが有効です。
ただし、後者の「いっさいやらない」は
環境的に難しいかもしれません。
そんなときは「極力さける」でもオッケー。
できるだけ現金での入出金を減らすことで
ストレスが減ります。
「こまめにデータ入力する」
アンド
「現金取引を極力減らす」
このハイブリッド系がオススメです。
預金
① 日々の預金残高を合わせる
とくに月末での残高は要チェックです。
最初はあっていたものの
修正を重ねるうちにズレていた、
なんてこともおきかねません。
定期的にチェックする仕組みを
作りましょう。
売掛金
① いつまでも残っているものがないか
いったん計上したはいいものの、
いつまでも残高として残りっぱなしで
消えていないものがないかどうか。
消えていなければ、それは売上の計上ミスか
売上代金の未収が起きています。
必ず毎月チェックして
未収が起きればすぐに
催促するようにしましょう。
放ったらかしにしてしまったら
回収が難しくなることも。
そうならないためにも
定期的にチェックする
仕組みを作りましょう。
借入金
① 利息まで含めて返済としていないか
借入金の返済時には
「元本の返済」と
「利息の支払い」が
通常発生します。
この合計額を“返済”と
してしまっているデータを
ときおり見ることがあります。
借入金の返済予定表と
データの残高を照らし合わせて
確認する仕組みを作りましょう。
売上高
① その月の請求が漏れなく入力されているか
「あれ?あの仕事の分がないなぁ」となったら、
それは請求が漏れている可能性があります。
そのためにも、請求書の控えから
売上データを入力する仕組みを
つくりましょう。
クラウド会計なら、請求書作成から
データ入力まで連動してくれるものも
ありますが、スモールビジネスなら
習慣化すれば連動させなくても
十分対応できます。
習慣化、がキモです。
地代家賃
① 振込失念がないか
のんびりした大家さんの場合、
数ヶ月振込を忘れていても
確認の連絡が来なかったりします。
気づいたときには4ヶ月分とか。
一気に支払うのはたいへんですよね。
そうならないように、毎月きちんと
家賃を支払っているかどうかは
会計データからも確認すること。
そのためにも、会計データを
スピーディーに入力する仕組みが
必須です。
最後に
代表的な事項について
ざっと書き上げてみました。
慣れないうちから完璧を
目指すのはしんどいです。
まずはこれくらいから
チェックしていきましょう。