それは、できるだけ年内から手をつけることです。

〜blog『relax&focus』より転載〜

経理は早いほどお得

年が明け、初の確定申告に向けて
年始早々準備をしていると、
ある重大なことに気づきます。

今さらデータ整理しても
「確定申告」という
決められたルール、
そして納税に対して
行うだけであって、
自身の事業に対してなんら
メリットがないということを。

そう、もう少し早く手をつけて
11月くらいにおおよそのメドが
ついていたならば、
今後の事業展開に向けて
必要な投資に踏み切ったり
3月の納税資金の準備を始めたり、
早い段階で手を打つことができます。

1年間の収支データと向き合って
奮闘するタイミングが
遅くなればなるほど、
その決断が遅くなります。

そう、経理は早いほど
メリットがあります。

どうせやらないといけないなら
早めにやるのがお得です。

データ化は誰がする?

経理と一言で言っても
行うことは幅広いです。

日々の現金や預金の管理から
それをデータ化することでの
試算表の作成や分析まで。

この中で現金や預金の管理は
誰しもがタイムリーに行います。

問題はデータ化という業務です。

ここを疎かにしてしまうと
前述のような取り組みが
困難になります。

この、日々の収支をデータ化することが
事業に活かせるかどうかのポイントです。

そして、それができるかどうかは
事業者自身の覚悟にかかっています。

活用しようとする場合には

①自身で学び、経理と向き合うか、

②どこかの税理士事務所に依頼して
要求される資料を迅速に用意して
素早いレスポンスを望むか、

いずれかの形があります。

わたしはまずは①をオススメしています。

筋肉質な事業スタイルの確立

ある程度の事業規模になって
本業に専念するために
データ化を丸投げすることは
選択肢としてアリですが、
その仕組みを知らずして
事業を営むことには
いささかリスクが伴います。

会計事務所から出てくるデータに対して
「こういうものだ」と思ってしまい、
わかりにくいレポートが出てきたとしても
自身の事業に活かす形にしようという
姿勢が希薄になりがちだからです。

データ化の流れを自身で知っておけば、
会計事務所に対してのリクエストも
しやすくなります。

もちろん、スタートアップ時も
忙しく時間がないことは
重々理解しているのですが、
だからといってデータ化の流れの
理解を疎かにはできません。

その時間を天引きして、
なんとか一度はデータ化の流れを
実践していただきたいです。

それがムダな支出のない、
けれどもやせっぽちでない、
筋肉質な事業運営の
第一歩になるからです。

そのための仕組み作りや相談も
個別コンサルティングという形で
年中受け付けております。