クレジットカードによる納税は場合によっては手続きが必要です。
〜blog『relax&focus』より転載〜
会社(法人)が納める税金
大阪市に本店がある会社の
事例として案内していきます。
法人が納める税金は
【決算(と一定時期)ごと】
・法人税(税務署)
・地方法人税(税務署)
・消費税(税務署)
・法人事業税(大阪府)
・地方法人特別税(大阪府)
・法人府民税(大阪府)
・法人市民税(大阪市)
【所定の時期】
・固定資産税(大阪市)
・自動車税(大阪府)
【原則毎月】
・源泉所得税(税務署)
・特別徴収個人市府民税(大阪市)
こういったものがあります。
このうち、赤のアンダーラインを
引いたものについては、
クレジットカードによる納付が
できません。
黄色のアンダーラインを
引いたものについては、
こちらから特別な納付書の
発行を依頼することで
クレジットカードの納付が
可能になります。
税務署に納める税金
上に挙げたとおり、
税務署に納める税金は
クレジットカードによる
納付が可能です。
こちらのサイトから行います。
源泉所得税の納付については
いったんe-taxにおいて
徴収高計算書を送信したのち、
メッセージボックスに届く受信通知から
「国税クレジットカードお支払サイト」に
アクセスすることで納付が可能になります。
一度の納付では990万円までしか
行えません。
それ以上の納付が必要な際には
数回に分けて納付手続を行います。
大阪府に納める税金
大阪府はまだほとんどの税金について
クレジットカード納付できません。
唯一可能なのが自動車税です。
それ以外の税金は、
従来どおりの納付に
よるしかありません。
自動車税をクレジットカードで
納付するのはこちらから行います。
大阪市に納める税金
クレジットカード納付の仕組み
大阪市から送られる納付書に
印刷されている
『コンビニ収納用バーコード』
をスマートフォンやタブレットの
カメラ機能によって読み取ることで
クレジットカード決済が可能になります。
手続きはこちらから行います。
納付手続の前に │ 大阪市税 納付サイト:F-REGI 公金支払い
つまり、必要なものが3つです。
① バーコードの印刷された納付書
② スマホ・タブレットのカメラ機能
③ クレジットカード
Visa、Mastercard、JCB、American Express、Diners Club
すんなりできるもの
・固定資産税
・個人市府民税(普通徴収)
・軽自動車税
ただし、1回の納付額が
30万円未満のものに限ります。
30万円未満の納付のための
上記税金の納付書にはすでに
『コンビニ収納用バーコード』が
印刷されています。
それを読み取ることで
納付することができます。
一手間かかるもの
・法人市民税
・個人市府民税(特別徴収)
・前項で挙げたもののうち、1回当たりの納付額が30万円以上のもの
これらについては、納付書に
『コンビニ収納用バーコード』が
印刷されていません。
そこで、大阪市にそれらが
印刷された納付書の発行を
依頼することで可能になります。
特別徴収や前項に掲げたもののうち
30万円以上のものについては、
大阪市に依頼すればすぐに
バーコード付のものを
発行して送ってもらえます。
特別徴収については
毎月依頼せずとも
依頼時以降に納期限が
到来するものについて
発行してもらえます。
めちゃ助かりますね。
法人市民税については、
大阪市が申告内容を確認してから
バーコード入りの納付書を
作成・送付という流れになります。
だいたい1週間から10日くらい
みてほしいとのことです。
↓
大阪市が申告内容を確認する
↓
バーコード入りの納付書を発行する
↓
郵送で受け取る
このような流れになります。
el-taxで申告した場合には
申告後すぐに市税事務所に
発行依頼を連絡するのですが、
そのときに
「申告日時」「受付番号」が
必要となりますので、
申告時に受け取るメッセージを
手元に置いて依頼しましょう。
留意点
公共工事の入札などで、
納税証明が必要な会社は
注意が必要です。
クレジットカードによる納付をした場合、
納税証明書の発行は納付後概ね2週間程度
かかります。
すぐに納税証明が必要な場合には
クレジットカード納付は控えてください。